2012年04月03日

春のふらいパンダ東北ツアー -まだ、僕たちにできること-

いよいよ僕も社会人も7年目に突入した4月ですが、
新卒生の皆さま方におかれましては入社早々の春の嵐に
これからの暗雲たる社会生活を感じ取られたかと思います。

気象庁が警告を発しようが、雨の日も風の日も会社に行く!
会社が一斉帰宅を命じたかと思えば、東京都が

「混乱するから、てめーらもうちょっと職場で仕事してやがれ!」

と采をふるう!
そう、君たちが今日から社会を支える企業戦士、サラリーマンだ!

立派な社畜になるべく、ガンバリマショウネ…


--


さて、先週末はご案内の通り、
久々のふらいパンダ主催のボランティアツアーを実施してきました。


子供たちに笑顔を!カステラを届けるプロジェクト
非営利団体ふらいパンダ
http://fly-panda.org/


おかげ様でふらいパンダの活動もだいぶメジャーになってきまして、
一般参加者を公募するボランティアツアーも、締切前に定員が埋まるようになり。

今回の参加者は約30名。
ボランティアが初めての参加者も多く、
初対面の方も大勢参加していただけました!

行きの貸切夜行バスの中では、簡単な自己紹介と
今回の活動に参加したきっかけを一言ずつスピーチ。
僕は幹事カーを運転したためその場にいなかったのですが、


「オトキタさんのつながりで…」
「オトキタさんの友人の友人で…」
「オトキタさんのtwitter(Facebook)を見て…」


という人が続出したらしく、

ソーシャル男

という不名誉なあだ名をいただく。
どうも、ボランティア界のザッカーバーグです。


今回お邪魔したのは、仙台市内の若林区荒浜。
市民会館の敷地をお借りしたのですが、2キロも行くと
津波の被害を直接受けた地域に差し掛かる場所です。

なお、今回は地元に根ざして復興支援を行なっている、

ReRoots
http://reroots.nomaki.jp/

さんが主催される地域活性化イベントの
一つの目玉としてふらいパンダにお声がけをいただきました。


当日はあいにくの天候にも関わらず、
子供たちや家族連れ、近所のおばあちゃんたちなど
40名ほどがカステラ作りに参加してくれました。

制作の様子はいつも通りなので割愛。笑

1.jpg

今回からユニフォームとして、「ふらいパンダエプロン」を導入。
おそろいの黄色がカステラの前で映えて、いい感じです。

2.jpg

人数が多いので今回は2回焼き。
まず大人たちだけで本気で作った1回目のカステラ。
これはマジで美味そう。

新鮮な地元の食材(卵など)を提供いただいたこともあって、
味も歴代で三本の指に入る出来でした!

3.jpg

みんなで作った2回目のカステラ。
こっちもうまくできたね!


なお、今回のオトキタさんの主な役割は

「焼き上がりを待つ間、ガチで小学生♀たちと鬼ごっこをし続ける」

ことでした。
翌日、マジで筋肉痛だったんですけど。。

4.jpg

鬼ごっこを闘った戦友たちと。
小学5年生とのことで、子どもは無邪気で可愛いNE!

そんな彼女たちの会話に耳を傾けてみると、


「◯◯ちゃんの彼氏がねー…」


な ん で す と ?


「☓☓ちゃんなんて、浮気してたじゃん!
「ええー、1週間だけだよぉ!


なんだ、なんなんだこの敗北感は…。
鬼ごっこでは圧倒的に勝ったのに。。(大人気ない)

ま、命短し恋せよ乙女。
君たちが時代の東北を支えていくわけですね。
頑張れ恋多き少女たち。そしてソーシャル男、おまえもがんばれ。


--


カステラ作りが大成功に終わった翌日は、
ふたたびReRootsさんの活動に参加して復興支援活動に。

「農地復旧のボランティア」

と聞いていたので、津波に浸かってしまった畑の
細かい瓦礫を取り除いたり、除塩作業をするのかと思っていたら。


「まだ側溝にヘドロが詰まっていて、使い物にならない地域がある」


という衝撃の事実を伺う。
去年の夏ごろまでメインだった作業ですが、
まさか人の住んでいる地域でまだ残っていたとは…。

ガチムチのマッドバスターズ装備を持ってこなかったことを後悔しつつ、
9月以来となる本格的な汚れを伴う肉体労働作業に従事。

5.jpg

6.jpg

畑を突っ切る農道の脇にある側溝。
ここにヘドロが大量に詰まり、使い物にならなくなっています。
これをひたすら掻きだしていく。

なお、私の服装は仕様です。

7.jpg

なんか一見、のどかな田園風景にも見えるんだけどね…。

8.jpg

午前中だけで、反対側に山のように積まれる土のう袋たち。


残念ながら、翌日仕事の社会人が大半のふらいパンダは
お昼過ぎに作業を切り上げて帰京する運びに。

帰り際にReRootsの代表さんと立ち話をし、
まだこうした作業が残っていることの驚きを伝えると、
さらなる衝撃の事実を伺う。


「農地や農道はどうしても後回しにされる。
 ボランティアでなんとか作業を続けてきたが、
 実は側溝を綺麗にする作業も4月いっぱいまでしかできない」

「4月末で、汚泥(ヘドロ)の入った土のう袋を行政が処理してくれなくなる。
 自治体が予算を組めなかった。汚泥の処理までは、ボランティアや民間活動では限界だ」


被災地への復興予算が充分ではない、
うまく配分されていないという話しは報道上で耳にしてきたけれど…

実感を伴って、目の前につきつけられた現実。

政治の世界では増税や社会保障の議論が進む中で、
僕たちは何か、1年前には確かに持っていたはずの、
大切なものをまた忘れてしまったのではないか。


そんな複雑な想いを抱きながら、
荒浜海岸に作られた慰霊碑に鎮魂の祈りを捧げ、
東北の地を後にしたのでした。


--


最後がちょっと暗くなりましたが、
何はともあれ運営メンバーのパンダたち、
そして参加者のみなさま、本当にお疲れ様でした!

カステラで大勢の人の笑顔が作れたし、
翌日は直接的な形で復興支援にも携われて、
充実したボランティアツアーになったのではないかと思います。


手前味噌ながら、ふらいパンダは本当にいい組織になってきていて、
こうした企画を満足いく形で運営できるようになりました。

ここまで支えてくれた仲間たちや応援者に、改めて感謝を。
ありがとうございます。


我々ふらいパンダにはいま、大きな目標が2つあります。

1つはもちろん、東北の子供たちに笑顔を届けること。
そしてもう1つは、被災地への関心を持ち続けてもらうことです。


震災から1年が経ち、あからさまに世間の関心が薄れていく中で、
なんとかその気持ちをつなぎ止めたい。あの時、誰もが感じたはずの感情を、
もう一度呼び起こしたい。保ち続けたい。

復興支援に携わるきっかけは、なんでも良いと思います。
とにかく、一度いけば何かが変わります。当事者なるからです。


その点で、ふらいパンダの活動は世間の目を引きやすく、
また「参加しやすい」復興支援活動だと言えます。
非力でも、女の子でも、一人でも、参加できる。

また、一度参加して下さった人たちのリピーター率が高いのも
ふらいパンダ活動の特徴であり自慢の1つです。


「でっかいカステラを作ってみたい」
「美味しいものが食べたい」
「復興とかよくわかんないけど、子どもが好き」


こういう人たちに一人でも多く、東北に訪れる機会を創りたい。

そんな想いで、我々ふらいパンダはあと2年程度、
東北支援に携わる活動を続けていきたいと思っています。


--


最後にちょっとだけ宣伝を。

ふらいパンダは、メンバー(正会員、賛助会員)を募集しています。

我々と一緒に主体的に、東北支援に携わりませんか?
日々の活動はウェブサイト「サイボウズ」を中心にコミュニケーションを行い、
定例会が毎月最終日曜日の午前中に開催されます。

特に今、ウェブの運営ができる技術者を大募集しています。笑


また会費は半年6000円、年12000円です。

非営利団体として支援活動を続けていくためには、
どんなに綺麗事をいっても資金が必要です。

世間の関心が薄れる中、我々が援助を受けている
助成金もいつ打ち切られるかわかりません。


一時的な寄付ももちろん助かりますが、
「会費」としていただける定期収入は団体運営にとって
非常に心強い運転資金であると言えます。

なので、

「なかなか活動には参加できないかもしれないけれど、
 賛助会員という形でメンバー登録するよ」

という方も大歓迎しております。

我々の活動に共感していただける方は、
お気軽にオトキタまでご連絡下さいませ。


暖かくなってきたこの季節、
ガンガン東北に笑顔を届けにいきますよ!
今週末のお花見も、まだまだ参加者募集中です。

◆子どもたちに満開の笑顔を!◆
-ふらいパンダpresents100人花見-
http://bit.ly/GBPguG


今後ともふらいパンダと東北復興支援に、
変わらぬご声援を宜しくお願い申し上げます。

非営利団体ふらいパンダ
副代表 オトキタシュン
posted by おときたしゅん。 at 23:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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